院長ブログ

インフルエンザワクチンについて(R8/9/3)

こんにちは。いつもこのブログではあまり医学的なこととか診療のこととかは書いていないのですが、今回はインフルエンザワクチンについてアナウンスします。
最近は流行時期がちょっと変なことがしばしばあって1年中だらだら発生していたこともあればすこし早めに流行が始まることもあります。今年はすでにすこし発生がみられていますがいまのところ本格的な流行には入ってはいないように思います。
医療機関によってワクチン開始の時期はすこし異なっていると思いますが、当院では例年予約受付開始は10月1日で、実際の接種開始は10月中旬からにしていて今年も同じように計画しています。

インフルエンザワクチンは2種類あります。1つは以前から使われている注射のワクチンで不活化ワクチンという種類です。もう1つは経鼻ワクチンで生ワクチンという種類です。

不活化ワクチンというのは完全に無力化した死んだウイルスの一部を接種するものです。接種後、体内でウイルスが増えないのでワクチン由来の感染症にはなりませんが免疫もなかなかつきにくいです。
生ワクチンは病原性を弱めたけれどまだ生きているウイルスを接種するものです。接種後、体内で増えるのでワクチン由来の感染症(インフルエンザ)に軽くかかったような症状になることがありますが免疫は不活化ワクチンよりもつきやすいです。

経鼻ワクチン(生ワクチン)は2歳~18歳が対象です。両鼻に少量の液体を噴霧します。接種した子に聞くと痛くないようですね。これが最大のメリットだと思います。とくに注射が大嫌いな子は検討してください。また、注射ワクチンよりも予防効果も高いようです。それと基本的に日本では12才以下は1シーズンに2回の接種となっていますが経鼻ワクチンは1シーズンに1回の接種ですみます。

経鼻ワクチンのデメリットとしては注射ワクチンよりも接種後に発熱や咳、鼻水などの感冒症状が出ることが多いです。風邪をひいて喘息発作が起こりやすい方などは接種したことがきっかけで感冒症状から喘息発作を起こすこともありえるので普段からの喘息治療管理をしっかり受けておいた方がよいと思います。
あとは費用面ですけれども経鼻ワクチンは高価なワクチンです。注射の不活化ワクチン2回分(1シーズン分)よりも少し高い料金になります(最近の物価高騰で何もかも入荷価格が上がってきていて料金は変動することがあるので具体的な料金等はお問合せしてください)。その他、注意点としては生ワクチン同士の接種間隔は1カ月あける必要があるので最近、他のワクチンを受けたという場合などはご相談ください。

年によってはワクチンの入荷が不安定になることもあるのと本格的な流行に間に合わせるためにも11月までの接種がよいように思います(注射の場合は1回目が11月中にはできるように)。12月に入ってくると入荷しなくなることもありお断りしないといけなくなることもあるのでとくに生ワクチンを検討している場合は早い方がよいと思います。ちなみに効果は半年程度は持続すると言われています。

ちなみに経鼻ワクチンは2歳~18歳が対象ですが注射のワクチンは生後6か月から接種が可能です。

当院では予防接種は予約対応になっています。なおインフルエンザの予約はネットからはできないのでお手数ですがお電話でご連絡ください。また接種の際は母子手帳をお忘れにならない様にお願いします。

院長 弓削昭彦

猫の写真とりすぎって怒られた・・

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